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フィッシュイーター全般を攻略できるYO-ZURI(DUEL)クリスタル3Dミノーマグナム

Yo-Zuri Crystal 3D Minnow Magnum インプレッション

カラーは私が確認した範囲では16色。なかでもパーチ、ピンク、ゴールドレッド(伝統のアカキンですね)、レッドヘッドがお気に入りです。ブルー系よりレッド系統を私が多用するのは、水中の光の具合によります。水は青色ですよね。可視光線の赤は水の中ではどんどん消えていき、青が残るから青く見えるんです。で、そこに住んでいる魚はどうかというと、青は見えなくていいんです。青が見えると、嫌でも視界に入ってくる青い波長が邪魔になるんです。できれば青以外の色を見たい。なぜ青以外なのかというと、青以外の色をより詳しく見ることができればエサや外敵にいち早く気づくことができるからです。魚類によって様々ですが、淡水の魚は赤と緑に強い視力の場合が多いといいます。緑だけで4系統で見分ける魚がいる一方、青系統を見分けるのは1系統しかなく、青を判断する力は視力のなかの1/9程度だといわれたりもします。

 

ですので、青色のルアーを色別にたくさん持ってたって意味がない、と私は考えています。私がソルトウォーターで使う青系はせいぜいサーディン。いわゆるイワシカラーくらいで、バス相手にもサーディンを投げてます。それで困ったことがありませんので。ボートシーバスでも、カツオの一本釣りでもピンクか赤の仕掛けです。これはもう想像ですが、漁師さんはおそらく、論文なんて読まんでしょう。でも、長年積み上げてきた経験や歴史的事実から、釣れる色を導き出しているんです。青より赤だと。

 

多くの魚が青にはこだわらない以上、我々も青にこだわったところで仕方ないんですね。青が好きな釣り人には申し訳ないですけども、そんなたくさんブルーはいらんよと。アメリカのルアーでブルー系が少ないのも、そんなに釣れないからなんですね。細かく分けてやるほどでもない、と。

 

じゃあなんでこんなにラインナップにあるんだよ!といわれそうですが、青に釣られちゃうのは魚より人間の方かもしれません。青いルアーが紺碧の海を泳ぐ様はたまらないものがありますからね。南の洋上で、白い砂浜と緑のヤシの木を見ながらボートフィッシング。青いルアーが日差しに映えますよ。シイラとか掛かったら、黄色と青でとてもインスタ映えするでしょう。とまあ、こんな具合に人が釣れちゃうんですよ。想像するだけで心が洗われますもんね。

というわけで、釣果のためではなく魂の洗濯のためになら、何本か持っておいてもいいかなとは思います。

 

 

 

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