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アオコが出るとバスは釣れない?アオコの発生メカニズムと攻略法

アオコとはどういうものなのか

比較的大きなフィールドで水の入れ替わりが少ない夏場(少雨の夏)、アオコが大発生して水中の酸素が足りなくなり、最終的に自分が増えすぎて死ぬというなんとも悲しい生物アオコ。生物としましたが、厳密には藍藻という光合成する細菌(ということになっていますが、研究者の中で意見はわかれています)です。なお、理科の授業で出てくるミドリムシなどが死んだものも慣例的にアオコと呼んだりします。

 

単に汚い、臭いといっただけでなく、藍藻は毒を持つので飲んだりすると肝臓がやられて死んでしまうこともありまして、海外では家畜や人間にも被害も出ているそうです。アオコの浮いた場所で釣りをした後は、しっかり手洗いとうがいをしましょう。

 

アオコが発生したときのバス釣りについて

アオコが発生するということは、水中の酸素濃度が下がるということ。これは魚にとってはありがたくない話です。また、漂わずに同じ場所に長時間浮遊していると、日陰になった場所の水中植物は枯れてしまいます。水面に浮いている分には通常そのうち解消しますが、死んで湖底に沈みますと、分解に時間がかかり硫化水素を発生させるためその水域に致命的な影響を与える厄介者です。

 

つまり、基本的にアオコが出ると釣れない、ということです。ただ、リザーバーなどで雨が降り、湾や岬に流れてきたアオコが溜まっているということがあると思います。水中は新鮮な水が流れていて、水の動きにあわせてアオコが固まってきただけなら、その下は良好なシェードになります。真夏の炎天下で上記のような条件が絡めば、一日中そのポイントから動かなくても釣れ続けたりするので、一概に選択肢から外すというのも考えものです。煮え切らない結論ですが、状況によりけりですね。

 

アオコ攻略に使いたいルアーとポイント

アオコ発生時に投げるべきはスピナーベイト系の水をかき混ぜるワイヤーベイト、もしくはその上を引いてくるフロッグ、ノーシンカーのグラブなどです。水を動かし、かつシルエットを出せるルアーが重宝します。基本的にバスはアオコのいる場所に近づきたいとは思わないので、水中の酸素状況が良好で、シェードがそこにしかないといった特殊な条件を除いて、アオコのエッジ部を狙います。

 

なお、アオコのエッジ部にモエビが集まってきているときなどは大チャンス。4インチ程度のスティックベイトをテキサスリグにして落とし込んだり、チューブワームにジグヘッド、スプリットショットといったタックルで叩くと、ポコポコ釣れたりします。本来ならば相手にしたくないアオコですが、どうしても叩かなければならない場合はこのあたりを頭に入れて攻めてみていただければと思います。

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