テクニック

雨にともなう増水時のバスゲーム

増水時に考えるのは通常時より水系の深さが変化するわけで、普段より魚のレンジが上がるということを念頭に置いておきましょう。また、前回更新しました「濁り」をともなうことも多いため、濁りに関する変化も考えなければなりません。これらをふまえ、増水時のバスゲームで考えるべきことをみてまいりましょう。

 

水は動くが酸素濃度は下がる

一般に水が動けば酸素濃度が高まり、バスの活性も上がりますが、同時に増水は濁りを呼び込むことがあるために酸素濃度の低下を招きます。よってその濁りの度合いを見ながら魚の活性やレンジを探らなければなりません。また、大増水で水が動きすぎた場合、魚が憔悴していることが考えられますので、緊急避難が可能な水が動かない場所を撃っていくという戦術が必要な場合もあります。

 

なお、増水しているにもかかわらず、極めてクリアな状態での増水(リザーバーなどで多い)の場合は、レンジだけ普段よりあげて釣りをするというのがいいでしょう。レンジがわからない場合は白いスピナーベイトを沈めて、見えなくなった水深から、その4倍までがヒットゾーンと考えていただければ結構です。(1mで見えなくなれば、1〜4mがヒットゾーン)

 

普段水域に存在しないものを探す

特に濁りが入った場合に有効なのが、増水によって生まれた新たなものを探すという戦法です。ものとはストラクチャーであったり、カバーであったりします。前者の場合は河川敷の遊歩道など。普段から川と河川敷の高さの差がほとんどない場所では、増水時にこの遊歩道が広大なシャローフラットになることがあります。こういったシャローフラットは、水深が50cmもあれば十分。河川敷には通常草木が生えており、そこに生態系があるわけで、それらすべてが水に浸かっているのですから、魚にとってはレストラン状態。小さな昆虫を捕食する小魚を追って、座礁するほど浅いシャローにやってくるバスもいるくらいですから、ぜひチェックしておきたいところです。

 

一方で後者のカバーですが、雨や土砂崩れで水没した樹木、倒木などが代表的。私は増水時に限らず、普段から葉のついた倒木を探して釣りをしています。といいますのも、完全に枯れた立ち枯れと新しい倒木であれば、断然後者がバスがつく確率が高いため。これは、新しい倒木には昆虫(アブラムシやダニ、クモ等)などが多く潜み、そこに小魚が群れ、それを捕食しにバスがつくことがあるからだと理解しております。

 

以上が簡単ではありますが、増水時のバスゲームのポイントとなります。くれぐれも安全を確保したうえで釣行をお楽しみください。

 増水時は水流があることを見越して3mラインまでを引くための重めのスピナーベイトをチョイス。また、バズベイトはシャローフラットや倒木のうえを引いてくるのに最適。ソフトなカバー(笹竹くらいまで)に絡みづらいのはありがたいですね。また、シャローフラットといえばボーマーシャローA。これさえあればサーチ系トップウォーターはいらないといえるくらいの完成度で、強烈な引き波と存在感でワイヤーベイト(バズ)にも劣らないハードベイトです。放っておいても沈みませんから、ワイヤーベイトと使い分けるといいでしょう。なお、最後のベイトロッドはエクスプライドのML。ミドルロッドで3/8ozのバズ、シャローランナーを投げることを想定したタックルです。バズだけ投げるならライトタイプでもいいのですが、陸っぱりで本数を減らすことを考えればこれがベストかと。なお、1/2ozのスピナーベイトを巻くにはパワー不足です。

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