テクニック

リアクションバイトの勘違いについて

リアクションバイトというと、「思わずルアーに食いつく」ことを指すようです。では、思わずルアーに食いつかない「バイト」は存在するのか。なんだか揚げ足取りのようですが、今回はそんなお話をしようと思います。

そもそも魚に手はないわけで、何をするにしてもまず口を使うことになります。つまり、思わず食べてしまったのか、腹を立てて噛み付いたのかは魚と意思疎通が図れない限り、わからないということです。にもかかわらず、雑誌やビデオを見れば、リアクションバイトを誘発できるルアーだ!なんて書いてあるわけで、魚と話せるだなんて、流石はプロだ。すごいなァ。と思う次第。

さて、リアクションというのは日本語にすると反応なわけですが、この言葉に「バイト」がつくとアラ不思議。「食性で食った」ことになってしまう。英語の言語学を修めたことがないのでわかりませんが、本当にリアクションバイト=思わず食性で食ったなんでしょうか。以前にバスゲームにバイトは適さないでもお話をしましたが、バイトという言葉が既に誤用されており、そこにきてリアクションという言葉も曲解されている。リアクションバイトは二重の誤用が生み出した幻想でしかないと私は考えているのです。イラついて噛み付くのも魚が反応しているわけですからリアクション。食性で食べようが、興味本位でじゃれようが、反応した以上リアクションです。ということは、リアクションしないバイトなどあるはずがなく、もしリアクション以外で魚が掛かったら、それは「スレ掛かり」ではないでしょうか。寝ていた魚に引っかかる、たまたま口を開けたところにルアーが飛び込んでくる、くらいのものです。ということは、リアクションバイト以外のバイトなど存在しないといえるのではないでしょうか。

横文字にするとカッコイイですし、耳慣れない言葉を多用すれば顧客をダマすのは容易になります。しかし、ダマされた結果釣れるならいざ知らず、釣りの本質から遠ざかってしまうのでは困ります。皆さんもこのように用語や常識を疑ってみると、釣りの複雑さが減じたり、本質に迫れるようになるやもしれません。ぜひお試しあれ。

 

 

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