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黒いルアーはなぜ釣れる?マジカルブラックの話

黒いルアーはよく釣れる、という話を耳にしたことがあろうかと思います。シルエットが出やすい、ナチュラルに見えやすい等の理由が語られますが、黒より釣れる黒、マジカルブラックがあるという話はあまり耳にいたしません。今回は黒の魔力についてのお話です。

黒より釣れる黒、マジカルブラックとは?

 

早速ですが、参考画像をご覧いただくことにしましょう。上のルアーと下のルアー、モニターの具合にもよりますが、同じブラックのように見えているはずです。もし違うように見えるのであれば、答えが明かされる前になにが違うかぜひコメント欄に書き込んでみてください。ルアーの微細な違いに気を向けて、なにがどう違うのかを考える習慣を持つことは、釣りをするうえで釣果に直結する大切なことでもありますので、失敗を恐れず、ぜひクイズに挑戦ください。

では、続けて次の画像をご覧ください。

 

通常の黒とマジカルブラックの違い

 

画像左側が空気中、右側が光量の少なくなった状態、つまりは朝夕のマズメやストラクチャーの影、ディープエリアでの見え方を模したものです。左側のルアーは、1枚目の画像と同じもので、クイズの答えを足してあります。そうです。上側のルアーは純粋な黒、ブラック100%の塗料で塗ってあるのに対し、下側は黒100%に赤を40%ほど足してあるのです。そういわれてもまだわからないという方の方が多いと思いますので、続けて画像右側をご覧ください。

 

いかがでしょう。左とまったく同じ配置でルアーが置かれているのですが、「純粋な黒」のキャプションがある上にはほぼルアーの形は確認できず、下の赤を足した方は「かろうじて」確認できるのではないでしょうか。黒なら淡いか濃いか、ツヤがあるかないかで、あとはみんな同じだろうと思われていた方は驚かれたかもしれませんね。赤を足すと、暗くなればなるほど存在感のある黒に化けるのです。

 

黒はすべてを塗りつぶすとは限らない

黒(ブラック)はすべての色を足したものだから、対極にある白を除いて何色を混ぜても無駄、一番強い色なんだ。そんな風に図工の時間に教わったりしますけれども、まったくどうして、間違いなのです。黒単色より、赤を混ぜた方が黒の存在感が強まるというのは、印刷業界では常識です。また、ちょっと原理は違うのですが、漆塗りの漆器などは、赤の漆の上に黒の漆を塗ると、黒に深みが出るといわれます。色とは実に不思議なもので、ルアーカラーも同様です。

 

私は高校生のころから黒のルアーが必要になると「タミヤカラー」などのプラモデル塗料の赤と黒を足して塗り直したりしておりますが、製品として出ているものをまだ知りません。私の高校時代から雨龍ブラック、サラマンダーブラックなどとカッコイイのか悪いのかわからないあだ名をつけられていたこのカラー、名前の怪しさはあるものの効果は仲間内で実証済みです。できる限り多くのルアーマンの釣果の手助けをしたいと思いますので、ルアーメーカーや塗料メーカーのみなさん、ぜひこのマジカルブラックカラーを広めていただけませんでしょうか。また、この記事を読まれたあなたもSNS等で拡散いただき、サラマンダーブラックでも雨龍ブラックでもいいので、この「釣れる黒」の製品化を後押ししていただければと思います。

(当面はなければ作れの精神でボーンカラーのルアーに赤と黒の塗料を混ぜるか重ね塗りし、ウレタン剤でコーティングしてくださいね)

 

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