テクニック

ベイトフィッシュがいるのに釣れないときに考えるべきこと

晩夏から秋にかけてベイトフィッシュが大量にいて、水面でプランクトンや虫を追い回しているという状況に出会うことがあります。そこで釣り人もやる気を出し、ここに投げれば釣れるぞー!とトップなどを投げ込むわけですが、まったくアタリもなく、あえなく撃沈ということがままあります。ベイト=釣れるという公式が崩れ、ショックを受けたりパニックになったりする釣り人が多いのですが、これは公式が崩れたというよりも、目の前で起きていることしか見ていないから起こる、釣り人側の勘違いなんです。

 

ベイトフィッシュは水面にだけいるわけではない

とても単純な話です。あなたがベイトだったとして、エサが豊富にあるとき、わざわざ水面まで行きますでしょうか。水面は水温が高くて酸素濃度が低い。そしてなにより天敵に襲われたらひとたまりもない。天敵とはもちろん、バスなどのフィッシュイーターや鳥です。水面付近は水中と違って、逃げる方向が制限されますから、リスクの高い場所なんです。そんなところにわざわざ顔を出し、エサを漁らなければならないというのは、よほど飢えているかマヌケなんです。

 

仮にベイトが飢えていると仮定したとき、なぜ飢えているのかを考えてみましょう。理由として思いつくのが、水中にエサが少ないか、水中にも十分にエサがあるが水中が水面以上に危険かです。水面付近が危険なのはベイトだけでなく、バスも同じです。釣り人が多くてプレッシャーが高い場所ならなおさらです。水面まで近づかずとも十分な量のベイトがいるなら、バスは水中のベイトを追います。もちろん、例外はありますが。

 

このことに気づかないとドツボにハマるわけですね。さかんにフィーディングが起き、そこらじゅうで波紋ができているのに一向にやる気のあるバスがこない、ルアーに飛びかからないという状況にぶつかったら、もう少し沖合や、条件のいい一等地を丹念に探るようにしましょう。水面付近の現象に目を奪われ、バスが捕食しているレンジを見逃すと、最悪、疑心暗鬼になって釣りのフォームが崩れます。「理論が破綻しているのではなく、理解が足りていないだけ」こういった違う角度からの視点を持てれば、状況を打開できるシーンはほかにもたくさんありますので、「おかしいな」と感じたら違うアプローチを試してみてください。釣果以上に、あなたの釣りを伸ばすチャンスです。

このような状況下でサイズを問わないサーチベイトとして役に立つのがシャロークランクやミノー、スピンテールジグ、スピナー類です。手返し重視でハイギアのリールと組み合わせ、オーバーパワー気味のロッドを使って効率よくチェックしていきましょう。ロッドパワーが不足すると、とにかく疲れますからね。

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