クランクベイト

真夏のバスゲームのゴールデンタイムはマヅメではない?

夏場のバスゲームにおいて、多くのアングラーが押し寄せる早朝の時間帯。まだ夜も明け切らぬ4時前にボンボンとエンジン音をさせて釣り場の近くに路上駐車している姿を見るたび、私としましては「バスフィッシングの未来のために、今すぐやめてくれ」と常々思っております。いきなり話が逸れてしまいましたが、真夏のバスゲームでナイトゲームをするのでもない限り、私は早朝の釣りは不要だと考えます。ロジカルなゲームを展開し、実力を磨く、一撃で大きな魚を釣り上げようと考えているのであればなおのことです。

 

なぜマヅメがゴールデンタイムではないのか

理由は極めて単純で、マヅメどきに食事をするのは小さな魚が多いということが挙げられます。真冬もそうですが、タフコンディション下で食事ができる魚は優秀な個体か余程のバカということになります。前者は大きくなり、後者は大自然の掟に従いとっとと死ぬだけです。一見非効率的なタフコンディション下の食事ですが、体力と知恵さえあれば圧倒的多数の小さな個体に餌を追い回され、狩りの邪魔となることもないため、戦略次第で実は効率的な食事方法であるともいえるのです。

 

魚ですら逆転の発想を繰り出すのですから、人間様にできないわけがありません。我々もこれを逆手にとり、魚のみならず他の人間様も出し抜いてやればよろしい。マヅメどきに釣りをすると小さな魚が混じり、ポイントが荒れ、ビッグフィッシュを獲りづらくなるのですが、それ以外の時間帯に釣りをすれば、プレッシャーも軽減され、よりビッグフィッシュと出会う確率が上がる可能性があるのです。早朝の時間帯にいつも釣り人が多いとなれば、賢い個体は「君子危うきに近寄らず」という教えもあるように、食事にこなくなることも大いに考えられます。ルアーゲームをしているとキャッチ&リリースが基本のため忘れがちですが、魚たちにとって我々はまぎれもない捕食者です。命の危険をおかしてまで食事をせずともよいのであれば、大多数の魚がそうするはず。マヅメはゴールデンタイムではないというのはこういう理由からなのです。

 

夏のバス釣りのゴールデンタイムとは

私の経験からいって、午前9時から12時までの3時間がゴールデンタイム。特に10時〜11時はプラチナタイムだと考えております。この時間帯にスピナーベイトを投げて大きい魚をよく獲った覚えがあり、10時の時報が鳴ったなぁと思うや否やヒットという経験もあります。暑くなりだすと酸素の含有量が減り、明け方シャローにいたベイトフィッシュなども移動をはじめるため、バスたちは深場に落ちだす餌を狙い撃ちにしているのかもしれません。だからこそスピナーベイトやミドルのクランクを適当なレンジで巻いていると、ゴツンとくるのではないかと考えております。

 

どこに魚がいて、どういう移動経路をたどるのか。習性と地形、動きを把握していれば、やたらめったら明け方にトップを投げ倒すより、よほどゲームが形になります。シャローはディープに比べて魚の密度が数十分の一以下になるという点も考慮すれば、やはり大きい魚が集まっている場所を見つけ出すことが効率的で、人間様の知恵の証ではないかと思うのです。

 

スピナーベイトはブレードサイズとヘッドの重さがポイント。クランクは日本ではあまり見かけませんが、クローフィッシュフィニッシュ(ザリガニ柄)がアメリカでは大人気。ブルークローフィッシュ(脱皮したてのザリガニカラー)というものも一部でキラーアイテムのように語られておりますが、日本ではお目にかからないカラーですね。

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