SAVE FIELDs

釣り禁止はなぜ起きるのか?

釣り禁止が起こるメカニズム

釣り禁止になる前に、真剣に考えよう

 

釣り禁止になる理由は大きくわけると、

  • 私有地、公有地、飼育池などのそもそも入ってはいけない場所
  • 釣り人の問題(ゴミや騒音、路上駐車など迷惑行為)
  • 安全管理面
  • ブラックバスへのマイナスの感情から

などが挙げられます。

 

このなかで釣り人のマナーアップは当然のことなのですが、現実問題として啓蒙は難しいと思います。1人でも問題を起こす人間がいれば、それだけで釣り禁止になりうるからです。これは釣り人がどんなに努力しても「事実上不可能」ですよね。犯罪者がこの世界からいなくならないように、悪いことをする人はゼロにはできない。で、問題のある人間がひとりでもいればそれで釣り禁止。ただ、どうしようもないからといって、この状態を放置すれば今後も「不寛容な時流」からいって、雪崩をうったように禁止が増えていくことと思います。釣り人としては、それではやっぱり困るわけです。

 

となると「他人の私有地」ではなく、釣り可能なゲームフィールドが求められると思うんです。管理釣り場とまではいかなくても、費用をとって、釣りの許可を自治体や地域からもらえる釣り場です。

 

管理釣り場というと味気ないようですけれども、こうすることで勝手にやってきて、周辺に駐車し、騒いでゴミを捨てる釣り人が減らせます。管理の主体者が決まっているので、周辺住人が業を煮やして警察に通報、完全釣り禁止という最悪の流れを止められるのです。釣り人がお金を払う必要は出てきますが、フィールド自体はお金には替えられません。法的に釣り禁止になれば、それこそ取り返しがつかない。

 

また、管理主体者が漁業権を獲得すれば、マナーやルールを守らない釣り人のパトロールもできるでしょう。路上駐車を許さないために決められた駐車場をいくつか整備し、そこで遊漁券を買ってもらう等すれば、水系の管理運営にかかる費用も「遊漁料」から捻出することも可能かもしれません。

 

ため池は処分するのが一番?!

 

釣り禁止になるのには、釣り人のマナー以外の問題もあるということをご存知ではない方は大変多いように思います。

 

例えば、管理の主体者がわかりにくい「灌漑用のため池」などは、所有者がいれば所有者に、利水組合があれば利水組合に、自治体なら自治体に責任が帰すことがあります。つまり、管理者はため池とその周辺環境を維持する責任を負っているということです。

 

草刈りやゴミ拾い、カワウなど害をなす野鳥などが住み着いたらその処理といった日常的な実務から、近年ではため池の耐震化工事を求められたりして、多額の費用がかかるんです。そこへ釣り人がやってきて、お金も払わず勝手に釣りをしていたら、どうでしょう。心情としては腹も立つでしょう。

 

ましてや、そこで水難事故が起きた場合どうなるか。

「どうしてもっと警告看板を出さなかったのか」「子どもが乗り越えられないような高さの柵にしておけばよかったのだ」「ゆるやかな護岸があれば助かったはずだ」などといわれたり、このために余計な費用が発生することで、管理主体者が大変な思いをすることがあるんです。

 

もしみなさんがため池の所有者だったとして、自分が釣りをしないなら。いえ、したとしても、こんなとんでもないリスクを抱えた代物を持っていようと思いますでしょうか? 私はごめんこうむります。大きい池なら地震で堰が切れれば何十億円という農業的被害や地域の損失となるでしょう。人の命が関わればそんなものでは済みません。だったら、ため池を空池にしてしまおう、埋めて駐車場にしよう、ということになるのは当然の流れなのです。要らないもの、リスクしかないものを持っていてくれるような人、自治体はないわけです。

 

こういった問題に対処するには、行政と一緒になって動ける、専門の民間業者が必要です。そのために民間の管理主体をつくり、管理釣り場化するのがもっともいい、と私は考えます。

 

いずれにせよこのまま放置すれば、あらゆる釣り場が「人」、「ゴミ」、「リスク」の関係で釣り禁止になります。これからも釣りという自然の感動と狩りの高揚を与えてくれる最高の趣味を享受するために、真剣に考え、動き出す時期だと確信しています。もしみなさんが釣り人であるなら、同じ釣り人にこういった事情で釣り禁止になっていく、ということを教えてあげてください。

 

また、メディア関係者、漁業、利水、所有者や自治体の方がお読みで、ご賛同いただけるなら、拡散いただいたり、ご相談(ツイッター)いただければ幸いに思います。釣りにまつわる問題を、釣りの力で解決し、かつ地域経済の活性化や資源保護、治水など多角的に考える機会になろうかと思います。よろしくお願い申し上げます。

 

余談 – 延べ竿バスゲームが釣り禁止を救う?!

 

私はバスゲーム、特にルアーゲームが大好きなのですが、ルアーやリールが禁止の釣り場が増えているということですので、「延べ竿」による餌釣りという新しいバスゲームの普及に取り組んでいます。都市部の池やファミリーフィッシングの際に、ルアーをキャストするのは危険です。

また、延べ竿による餌釣りでリールとルアーがなくなれば、使用済みのワームやバックラッシュしたライン、パッケージを捨てるといった問題行動もグッと減らせます。

ダサいなどと決めつけず、試しにやってみてください。これがなかなかに深い遊びなんです。詳細は別のページにまとめていきますので、こちらもお読み、拡散いただければ幸いです。

 

インドアフィッシャーマンへの原稿依頼はこちら(twitter)

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コメント

    • ゴミクズ死ねよ
    • 2018年 10月 10日

    釣り禁止にする方が悪いだろ。
    釣り場はみんなのもんなのに。
    安全性とかいうなら、国がお金を出すべき。
    そうやってバス釣りをいじめて金儲けするクズは死ねばいいよ。
    マジ消えろよゴミ。

    • わけわからん
    • 2018年 10月 11日

    なんで釣り人のせいなのかがわかんないし。
    整備のためのお金がないっていうなら、
    若い釣り人だってないから。

    そういうのから金取って維持しようとしたって、
    釣り人が減るから意味ない。

    学生のことがわかってない老害のクソ記事。
    こういうん絶対潰す。

    • 2ゲット
    • 2018年 10月 11日

    管釣りとかダサい。
    そんなんだったらなくていい。

    • パーフェクト
    • 2018年 10月 11日

    耐震化ってどれくらいかかるんだろう?
    10億円とかだとしても、遊漁チケットが3000円で1万人きても3000万だから、30年以上?やっぱり無理かも。いらなくなった農業用ため池だと埋めちゃうのがいいってなるよね。河口湖みたいに等間隔に並んでの釣りは、釣りじゃない気もするし、広いところはお金もかかるし、難問ですねー。

    • 難題ですね
    • 2018年 10月 11日

    うちの近所の話
    釣り禁止の立て看板がある池で釣りをして池の所有者と言い争いになってるアホが居ました。その池は現在完全に有刺鉄線で囲まれてます。
    釣りをしていた子供が溺死して完全閉鎖された溜池もあります。
    違法駐車や捨てられたゴミを目撃するのは日常茶飯事。公園の清掃活動に参加した小学生が釣り針で怪我をし、草刈機に絡まった釣糸が原因で機械が壊れたこともあります。その公園は現在町内会と役所で池の完全閉鎖に向けて協議中となっており、数年の内に閉鎖される方向で話がまとまりつつあります。
    釣り人に向けられる目線も厳しく、年々遊べる場所がなくなってきました。
    比較の対象にするのはおかしな話ではありますが、猟銃等を所有する人が厳しい審査や定期的な講習を受けるのと同様に、釣り人もまたそういった制度の導入やその制度を整えるための納税義務等を負った方が良いのでは?と感じています。

      • ななし
      • 2018年 10月 15日

      どうしてもそうなりますね。
      ウチの近くのため池も、遊歩道を歩こうにも釣り人が多くて
      迷惑だっていう人がいます。

      人の迷惑が理解できる人だけの許可制っていうのが現実的だと思います。

    • 釣り場の閉鎖については大変残念に思いますが、
      現状釣り人、特にバス釣りは「フリーライダー」ですから、
      やむをえないことだと思います。

      コメント欄でも、料金徴収や環境整備に否定的な方はおられますし、
      そのような方がひとりでもいれば、所有者や地域住民からすれば
      閉鎖したくなるのは当然です。

      釣りも厳密には「漁」ですから、内水面においては免許制、更新性の導入は
      必要なことだと存じます。

      FishingWell 管理者代表
      大路 千狸

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